かみなり辞典


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「かみなり」がつく言葉を並べてみました。およそ100個もの単語があります。
そこでの雷も「神様」だったり「音」だったりと色々に捉えられています。
そんな「かみなり」のさまざまな側面を楽しんでいってください。

■言葉の種類別
  − ことわざ
  − 熟語
  − 2字熟語
■言葉の意味別(別ページに飛びます)【※】
  −気象、現象をあらわすもの
  −避雷法を現すもの
  −激しさ、すばやさあらわすもの
  −音を表すもの
  −神様をあらわすもの
  −光、そのほかの言葉

◇このページの言葉についている色はその言葉の中での「雷の意味」です。【※】

−赤が気象など、現象そのものを指すもの

−茶色が減少を表す中で雷を避ける方法を示す言葉
−黄色が光を表すもの

−青が音を表すもの
−緑が神様を表すもの 

となっています。
◇このページは、

・広辞苑 第5版

・逆引き広辞苑(岩波書店 92/11/17)
・字統(平凡社 96.10)
・ことわざ大辞典(小学館 1982/1/20)
    を参考に作成しています。

※「言葉の意味別」、「雷の意味」については
 以上の資料を参考にしながら、作成スタッフが
 解釈したもので分けてあります。



◇ことわざ

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雷が海に入ると荒れる(かみなりがうみにはいるとあれる)

これは、箱根で伝えられていることわざです。箱根地方の南方は海に面しています。このため、夏の気流は南西から北東に流れ、雲も北東に流れるのが普通です。しかし、南東に回ったり、一度北東に流れて南西に戻ってきたりとするような時は、気象が狂っていて海が荒れる場合が多いことから言われることわざです。

雷が落ちた樹の皮には虫歯の薬(かみなりがおちたきのかわにはむしばのくすり)
雷が落ちた宿のよう(かみなりがおちたやどのよう) いままで騒がしかったものが急にひっそりと静かになることをさします。 それまでうるさかった家に雷が落ちて、壊れてしまうことで 静かになることを由来とします。
雷が落ちる(かみなりがおちる)

このことわざには二つの意味があります。

一つは、よく使われる「目上の人からひどく怒鳴りつけられて叱られる」という意味。

もう一つは、賭博場(とばくじょう)へ警察官が手入れに踏み込むことを示す、盗賊仲間の中での隠語を指すそうです。


雷が北に鳴ると梅雨が晴れる(かみなりがきたになるとつゆがはれる)

雷が鳴ったとき、鳴り物をならせば落雷する(かみなりがなったとき、なりものをならせばらくらいする)
雷が鳴ったときに、鏡を見るな(かみなりがなったときに、かがみをみるな)
雷が鳴ったら年越しの豆を食べると安全(かみなりがなったらとしこしのまめをたべるとあんぜん)

雷様が鬼として捉えられています。
「年越しの豆」というのは節分の豆と同じで、厄を払って、福を呼ぶもの。鬼がこの豆を嫌うことから言われます。


雷が鳴っても離れぬ(かみなりがなってもはなれぬ)

雷がなっても離れないほどの強い絆をもつことを言います。


雷が鳴るとき蚊帳の中に居ると落雷しない(かみなりがなるときかやのなかにいるとらくらいしない)

さまざまな地方で言われている俗説です。
麻で作った蚊帳が、電気を通さないものであることから言われます。
また、蚊帳に釣り線香をたてよとする地方もあるそうで、いろいろな説があります。


雷が鳴るとき桑原桑原というと落雷しない(かみなりがなるときくわばらくわばらというとらくらいしない)

これには、いろいろな説があります。
昔、養蚕に寄る収入の大きかった農家では、大事な桑畑があらされることがないように、雷様にこれを察してくださいということから唱えたといわれます。また、雷様が桑の木を嫌うことからという説もあります。
江戸時代の随筆などによると、「桑原」が菅原道真公の所領であった土地なので、天神様として道真公が一回もこの土地に雷を落とさなかったという言い伝えから、落雷を防ぐ呪文になったとも言われています。


雷が鳴るとき三人で柱の傍に居るな(かみなりがなるときさんにんではしらのそばによるな)
雷が鳴るとき線香を立てれば落雷しない(かみなりがなるときせんこうをたてればらくらいしない)

雷がなるとき裸で居ると雷に臍を取られる(かみなりがなるときはだかでいるとかみなりにへそをとられる)

夏の暖かい日に雷が鳴る時というのは、たいてい気温が低くなります。そんな時に、子供がおなかを出して寝てしまい、体をこわすことのないように
言い伝えられるようになった俗説です。


雷が鳴るとき門に鍬を立てると家に落ちない(かみなりがなるときにもんにくわをたてるといえにおちない)
雷が鳴るとミルクがすっぱくなる(かみなりがなるとみるくがすっぱくなる)
雷が鳴れば梅雨が明ける(かみなりがなればつゆがあける)
雷が臍を取る(かみなりがへそをとる)

「雷が鳴るとき裸でいると雷にへそをとられる」と同じ意味です。
ただ、一説によると、雷が鳴ったときに、仰向けになって寝た人は必ず死に、うつ伏せになった人が生き残ったということから、という説もあります。


雷三里(?さんり)

雷鳴は三里四方まで響くが、それより十期には聞こえないということ。


雷と稲光は稲を良く育てる(かみなりといなづまはいねをよくそだてる)

雷は雨を多くもたらし、稲光には穂をはらませる霊力があるとする考え方から伝えられています。 ここでの雷は、「雨」と一対のものとして書かれています。そこから、雷は稲を よく育ませるものだと捉えらるようになりました。だからこそ、雷の光には霊力があって、 それには稲を育てる力があると捉えたのでしょう。


雷に桑酒を強いる(かみなりにくわざけをしいる)

雷が桑の木を嫌うことから、嫌いなものを無理に強いるこを言います。


雷の落ちる夢を見ると変事がある(かみなりのおちるゆめをみるとへんじがある)

雷の裂いた木は雷除けになる(かみなりのさいたきはかみなりよけになる)
雷の川垢離(かみなりのせんごり)

「川垢離」は川で身を潔めることです。
雷が川垢離をすると、ごろごろとなる雷鳴と水を浴びる音「ばしゃーっ」という音が 重なるところからそうぞうしいことのたとえを言います。


雷は逃げ場がない

火事や、水害などと違って、雷はどこから来るかわからず、よけずらい。
だから、そのほかの災害よりも恐ろしいという意味です。


雷は冬発せず霜は夏降らず(かみなりはふゆはっせずしもはなつふらず)

雷は夏に良くなるもの。霜は冬に降りるもの。ここから転じて、物事にはそれぞれ、ふさわしい時期があることのたとえを表します。





◇熟語

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雷興し(かみなりおこし)

丸い形や、四角い形に固めたお菓子です。お越しというのは、もち米やあわを蒸し、乾かしていためたものを、水飴と砂糖で板状に固めたもの。浅草の雷門の前で売っているから、「かみなり興し」といいます。


雷おとし(かみなりおとし)

これは、泥棒のことです。どういう泥棒かというと、家の高いところ、たとえば、天窓だとかから細い縄などを下へ降りられるものを使って、屋内に侵入するする、というものです。


雷親父(かみなりおやじ)

ひたすら、大声でがみがみと怒鳴りつける親父。


雷ぐも(かみなりぐも)

かみなりがなるときにある雲のこと。


雷ごえ(かみなりごえ)

そのあたり一帯に響き渡るような大きな声。

雷族(かみなりぞく)

これは、今で言う「暴走族」のことです。バリバリとけたたましい音を鳴らしながら走ることから言われます。


雷鳴の陣(らいめいのじん)
雷の壺(かんなりのつぼ)

「かんなりのつぼ」と読みます。新潟県の伝説のひとつのようです。


雷の間(かみなりのま)
昔の武家の家で、雷が鳴るうるさい音を、避けようとして、二重天井にして、防音を施した部屋を言います。
雷ばば(かみなりばば)とにかく口やかましいおばあさんのことです。
雷乾し(かみなりぼし)

漬物のことです。白瓜の中心の種を抜き取って、長く連なるように切り、塩につけて一日中日に乾かします。輪型に伸びたさまが、雷様の太鼓に似ていることからこう呼ばれます。






◇2字熟語
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雷火(らいか)

落雷によって引き起こる火事。

雷丸(らいがん)

竹林のなかに生える「きのこ」のこと。

雷魚(らいぎょ)

台湾どじょうという、淡水魚のこと。
また、はたはたという魚の別称。


雷響(らいきょう)

雷が鳴り響く音。

雷巾(らいきん)

導師のかぶっている冠

雷激(らいげき)

雷のように響き、稲妻のように激しいこと。

雷鶏(らいけい)

雷鳥と同じ

雷撃(らいげき)

雷火が打つこと。また、ここから誅罰のことを指す。
また、水雷による攻撃のことも指します。

雷鼓(らいこ)

雷様が背中に背負っている太鼓のことです。8面、または6面の太鼓です。
雷が鳴る音自体のことを指す場合もあります。


雷公(らいこう)雷をつかさどる神様のこと。
雷自体のことも指します。
雷光(らいこう)雷でも、光の部分のみを指します。これは稲光とも呼ばれます。
雷吼(らいこう)

雷が鳴ること。瀑布(滝のこと)などが、雷のようにとどろくことをたとえて言う場合もあります。


雷轟(らいごう)

雷が鳴り轟くこと。また雷が落ちることも指します。


雷芝(らいし)植物の「はす」のことです。
雷師(らいし)

雷をつかさどる神様のこと。


雷車(らいしゃ)雷様の乗る車のことを指します。ここから転じて、かみなりの音自体を指します。
どういう音かというと、、車輪が転がるような轟きのこと。
雷獣(らいじゅう)

雷のような声を上げるという、想像上の獣。


雷震(らいしん)

音が響き震えること。また、雷のように震えることを指します。


雷神(らいじん)

雷をつかさどる神。また、かみなり。


雷掣(らいげき)雷のように、激しく引くこと
雷石(らいせき)雷が、砂地などに落ちて、その性で、砂粒が溶けて筒状に固まってしまった石。
雷尊(らいぞん)

雷雲の模様をかたどった酒樽のこと。


雷鳥(らいちょう)
雷陳(らいちん)

これは、中国の古代の国、後漢にいた雷義と陳重のことです。この二人がとても親密な中であったことから、友情が極めて強いことを示します。


雷槌(??)

雷の鳴る音を、太鼓を打つ音にたとえていったもの。


雷霆(らいてい)

雷自体の事を指します。また、威勢や怒りが激しいさまのことも指します。


雷電(らいでん)

雷の音と、雷の光のこと。


雷同(らいどう)

他人の説に、自分の意見もなく従うこと。


雷動(らいどう)

雷のように、震い動くことを言います。


雷発(らいはつ)

雷のように音がとどろくこと。また、勢い激しくものが放たれること。


雷斧(らい?)

雷の斧。雷が斧で、切り落とすように激しく削ること。
また、新しい石の形状のこと。
石で作られた斧のことも言います。


雷電(らいでん)

雷の音と、雷の光のこと。


雷奮(らいふん)

雷がとどろくこと、また、雷のように震い動かすこと。


雷鞭(らいべん)

いなびかり。光の形状が鞭のようになっていることから。


雷奔(らいほん)

雷のように激しく走ること。


雷名(らいめい)あたりに伝わるほど有名な、名声。
雷鳴(らいめい)

雷が鳴ること。また、その音自体のことも指します。


雷文(らいもん)

稲妻のように屈折した線でできた模様。


雷門(らいもん)

浅草寺にある門です。


雷落(らいらく)

雷が落ちること。


遠雷(えんらい)

遠くのほうで鳴っている雷。季語は夏。


急雷(せきらい)

急に鳴り出した雷。


魚雷(ぎょらい)

頭部に爆薬を詰め、尾部にスクリューを装置した対艦船攻撃兵器。艦艇や航空機から発射・投下され、自力で水中を進んで命中・爆発するもの.

地雷(ちかみなり・ちらい・じらい)

-ちかみなり

地に鳴り響く雷

-ちらい

地中に生め、踏むと爆発して人や車両などを殺傷、破壊する兵器。

-じらい

地の雷。大地が雷のようにとどろくさまをいう。
疾雷(しつらい)

急に鳴り響く激しい雷。

――耳(みみ)を掩(おお)うに及ばず

急に響く雷は、音が大きくても、耳を覆って防ぐことができない。ここから転じて、事態が急で、対応する間がないことを指します。
春雷(しゅんらい)

春になる雷。多くは寒冷前線の通過に伴う界雷のことです。


迅雷(じんらい)

激しくなる雷。


万雷(ばんらい)

多くの雷。また、盛んに鳴り響く大きな音をたとえて言う語。


避雷(ひらい)

落雷による被害を避けること。


百雷(ひゃくらい)

多くの雷。また、それが一度に落ちたような大きな音や声。


蚊雷(ぶんらい)

たくさん集まった蚊がうなり鳴くのを雷にたとえていう語。


奔雷(ほんらい)

激しくなる雷。


落雷(らくらい)

雷が落ちること。地表物をひとつの電極とした雷雲からの放電現象。

過雷(からい)

発達した低気圧や台風の中心付近の、強い上昇気流によって生ずる雷。うず雷。低気圧雷。



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