かみなりねっと2月号

■天下無双の名力士「雷電為右衛門」

  かみなりねっと運営スタッフ

平成の大横綱と江戸の名大関
 今回は、雷にちなんだ有名な力士で、天下無双の名力士と言われた江戸時代中期の大関「雷電為右衛門(らいでんためえもん)」について調べてみました。今年に入ってから、大相撲会では平成の大横綱、貴乃花の引退宣言があり、世間は騒がせました。力士人生15年ということは本当に平成と共に歩んできた力士だということを実感します。貴乃花が平成の大横綱ならば、この雷電は江戸の名大関と言ったところでしょうか。

雷電の略歴

<雷電為右衛門>

 雷電は、1767年(明和4年)信州(長野県)に生まれました。江戸相撲の浦風林右衛門の門弟となって18歳で江戸に上り、23歳にして雲州松江藩主のお抱え力士となり、藩ゆかりの四股名「雷電」をもらって「雷電為右衛門」を名乗りました。29歳で大関に昇進し、45歳で引退するまでの16年間27場所で大関を保持した。また、強すぎるため「かんぬき」「張り手」が禁じ手とされました。
 最高位が大関で横綱ではなかったことには、江戸時代横綱が儀礼的な地位であったためとか、抱えの松江藩と、相撲の家元と関係が深い細川藩との確執があったため、など諸説ありますが、そこはいまだ謎につつまれています。

 生涯の相撲成績は、254勝10敗、引き分け他21。勝率が96.2%、そして連続優勝7回と、いずれも古今最高を記録し、相撲史上最強の力士と言われています。ちなみに千代の富士の勝率は76.1%、曙が74.1%です。

 体格は身長197p、体重168.7sでした。今バラエティで人気のK−1選手ボブ・サップが205cm、160kgなので、ほぼ同じくらいの体格だったと言えるでしょう。またちなみにジャイアント馬場が209cm、135kg。貴乃花が身長 183cm 体重 150kgです。 彼らと比較してみても雷電の大きさがわかるでしょう。

 また雷電は現在の様々なシーンにも登場します。例えば、1975年4月4日から1976年3月26日までに全50話が放送されたロボットアニメ「勇者ライディーン」は、「雷電」を英語風にもじって名づけたといわれています。また、日本テレビの人気番組「雷波少年」と「電波少年」との合同番組の名前は「雷電為右衛門」です。

現在でも行きつづける雷電
他に雷にちなんだ有名な力士としては、稲妻雷五郎がいます。彼は、江戸時代後期の文政・天保期(1818〜1844)にかけて活躍した阿波崎出身の力士で、入幕以降の勝率90.9%という記録が残っています。 他にも琴稲妻関も有名ですね。やはり相撲と雷は切っても切れない関係なのかもしれませんね。  
 
 ※画像は島根県広報課「しまねがイチバン」から許可を得て使用しております。

<2月号TOPに戻る>


<TOPに戻る>